痩西湖風景区は歴史文化名城揚州市の市街地に位置します。敷地面積は2.5平方キロ余りで、清の康煕帝(四代目)と乾隆帝(五代目)の時代からすでに湖上園林の群れを形成し、南方の秀麗さと北方の雄大さを兼ね備えたといいます。曲折している細長い河は窈窕たる雰囲気を漂わせ、周辺に徐園、小金山、五亭橋、白塔、二十四橋、万花園、双峰雲棧など名所や遺跡が点在され、その独特の風情が国内外に名を馳せています。

早くも隋と唐の時代から、痩西湖の建設は次第に始まり、清の時代に最盛期を迎えました。康煕帝乾隆帝、二人の帝王がぞれぞれ六回にわたって江南地区を視察したことにより、「両岸花柳全依水、一路楼台直到山」(両岸の花柳 全て 水に依る、一路の楼台 直接 山に到る)というほどの湖と山の盛況を作り上げました。正に次第に開かれた中国山水画のような美景でした。李白、杜牧、蘇東坡、朱自清をはじめとする昔の文人騒客は痩西湖に魅了され、讃嘆の詩文を多数書き残しました。「煙花三月下揚州」、「緑楊城郭是揚州」など数え切れぬほどの名句は痩西湖を輝かしい文化の色に染め加えました。

痩西湖で舟に乗れば、湖と山の風景、琴簫の音と鶯の鳴き声、川沿いを散策する人々の姿、観客にとって、どれも楽しみでしがたありません。十里にわたる湖畔、澄んだ水は青緑の色を呈します。花と木は間隔で植えられ、緑は延延と繋がります。園内の亭・台・楼・閣は珍しく精巧に配置され、独特の人文景観で観客を魅了します。現在、痩西湖は国内外の来賓を誠意をこめて熱烈に歓迎しております。